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カードローンとキャッシングの違いとは?何が違うのかを徹底深掘りします

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カードローンとキャッシングの違いイラスト図
最近の消費者金融のホームページを見ると、「カードローンから借入」、「キャッシングの返済」などと、カードローンとキャッシングの言葉が入り混じって使用されており、2つの言葉が同義語(お金を貸す・借りる)に扱われ、区別が無くなっています。

現在ではカードローンもキャッシングも同じように利用されていることから言葉を分ける必要もありませんが、厳密に言うとカードローンとキャッシングには違いが存在していました。

例えば、現在でもクレジット会社の中には「キャッシング」と「カードローン」を別個の金融商品と位置付けてラインナップしているところもあります。

昔カードローンとキャッシングの違いは返済方式だった

ガレオ先生

ザウルスくん、カードローンとキャッシングの違いを説明できますか?

ザウルスくん

カードローンとキャッシングの違い?えっ?一緒じゃないの!?カードからお金を借りるんだから同じのような気がする。

ガレオ先生

今は同じと思っても大丈夫ですが、昔はカードローンとキャッシングでは違いがありました。今回はそれを説明します。

カードローンとキャッシング、両者はともに「借入金の使途自由」、「無担保」と言う点では違いがありませんが、異なっている点はキャッシングが「翌月一括払い・分割払い」であるのに対して、カードローンは「リボルビング払い」になっていることです。つまり、両者の違いは返済方式にあります。

翌月一括払いと言うのは1カ月の借入額を翌月に1回でまとめて支払う方法のことであり、分割払いと言うのは借入額(元本と利息を合計した額)を定められた回数に分割して支払う方法のことです。

一方、リボルビング払いと言うのは返済回数を決めずに毎月一定の金額を返済する方法です。

なお、分割払いとリボルビング払いの違いは、分割払いでは新たに借入をするとその分の返済額が増えますが、リボルビング払いの場合は、借入額の増額があっても返済額は変わりません。

クレジット会社のカードローンとキャッシング

現在でもクレジット会社の中には「キャッシング」「カードローン」を別の金融商品と位置付けてラインナップしているところがあります。

例えば国内にある有名なクレジット会社であるJCBがその1つです。借入をするという点ではどちらも同じですが、どのような違いがあるのでしょうか。

カードローン キャッシング
専用のローンカード 借入に使用するカード クレジットカード
5.00% 金利(1回払い) 15.00%~18.00%
4.40% 金利(キャッシングリボ払い) 15.00%~18.00%

カードローンの場合は、ローンカードを使用して限度額内で借入をすることが出来る借入専用の商品です。

一方、キャッシングとは、クレジットカードを使用してキャッシング枠内で借入をすることができるクレジットの付帯サービスです。

キャッシングの方が金利が高く設定されているため、借入が目的の場合はカードローンの方がおすすめです。しかし、ローンカードで借入は出来てもショッピング機能が付いていないため買い物は出来ません。

クレジットのキャッシング枠とは?

ガレオ先生ポイントイラストクレジットカードには、ショッピング枠キャッシング枠があります。それぞれに限度額が設定されており、利用者によってその金額は様々です。その名の通り、ショッピング枠は買い物をする際に利用することが出来る限度額で、キャッシング枠はキャッシングで借入出来る限度額を指します。

ショッピング枠とキャッシング枠はそれぞれ設定されていますが、実際にはショッピング枠の中にキャッシング枠が設けられています。

例えば、ショッピング枠50万円、キャッシング枠10万円のクレジットカードの場合、ショッピング枠+キャッシング枠=50万円ということになります。

つまり、キャッシングを使用しなかった場合はショッピング枠が50万円、キャッシングで5万円借入した場合は残りのショッピング枠は45万円ということになります。

カードローンとキャッシングが同義語になった原因とは?

ところが、銀行や消費者金融では本来カードローンと呼ぶべきリボルビング払いの金融商品をキャッシングと呼ぶようになり、それが両者の境目が無くなった要因です。

銀行や消費者金融がカードローンをキャッシングと呼ぶようになった理由には、銀行や消費者金融では住宅ローンや自動車ローン、学資ローンなどのように借入金の使途に制限があったり、担保が必要だったりする金融商品をローンと言う名で扱っていることがあげられます。

そのため、「借入金の使途制限」、「有担保」のローンと、「借入金の使途自由」、「無担保」のカードローンを利用者に分かりやすく区別するため、カードローンをキャッシングという言葉に置き換えた面があります。

一方、クレジット会社のキャッシングにおいても、一括払いや分割払いでは借りられる金額が少額に限定され、利用者を増やすことができません。

そこで、一括払いや分割払いではなく、リボルビング払いを導入することで借入をしやすくし、利用者の増加を図りました。その結果、ローンとキャッシングは区別がつかなくなり、分ける意味も無くなったのです。

ザウルスくん

カードローンとキャッシングが違ってたら、きっとガレオ先生にまた確認されるから、同じ意味で良かった!覚える必要無いし!

【カードローンとキャッシングの違いのまとめ】
ガレオ先生の解説昔はキャッシングは一括払いが原則で、カードローンは分割払いとなっており、返済方式の違いで区別されていたが、現在はクレジットカードのキャッシングにおいても分割のリボルビング払いが可能となっており、反対に消費者金融でも使途自由の無担保ローンをキャッシングと呼んでいることで、両者の違いは区別が無くなり、同じお金を貸す・借りるの意味になっている。よって、カードローンとキャッシングの違いは気にする必要はありません。


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